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「あたしンち」けらえいこ氏
初めて読んだ時、ただひたすら爆笑しました。 でも何度か読み返すうち、ネタのひとつひとつにうなづかされるものが多い事に気が付きました。 よく考えるとものすごく深いです、この作品。
・人間、一度生活レベルを上げたらなかなか下げられない。 だからこそ一番安いミソや米を始めとして、衣食住を最低ラインにすることが 親としてせめてもの子供にしてやれることである。 (だからお味噌汁があまりおいしくない…)
・一度使ったティーバッグはそのまま捨てるなんてとんでもない! キッチン棚の取っ手に吊るして二度使い。
・「田舎で育つと手は川で洗うから、ゴウゴウと流れる水じゃないと」洗った気がしないってことで タンクのチョロ水ではなく、便器内の流れる水で手を洗う父。
・やかんで湯を沸かす際は加湿、ゆでたまご、お茶用の一石三鳥とする。
・味噌汁の具は煮干しや昨夜のおかずの余ったギョウザ。
・皆が箸をつけない酢ダイズは、手を加えて煮豆へリサイクル(超すっぱい)
・ダンベル購入の交渉をする息子に母のダメ出し。 「持ち上げるんならもっと、役に立つものを持ちあげなさい。 どうしてわざわざお金を払っておもりを買うの?」 ※持ち上げて役に立つものって、何ですかおかあさん(涙)
・母がパートに出ない理由は意外にも内弁慶のせいであった
いかがでしょうか。これらのエピソードの数々。 単なるネタではなく、最近の世の中の風潮と比べ相反してますよね。
モノが豊富な現代、セレブがもてはやされブランド品を買いあさり マネーゲームが世間を闊歩し モノの大切さよりも利便性が優先し 無駄な使い捨ては当たり前。 昔と比べて病的な潔癖症の増加がうたわれ 食育をはじめとした食や食材の充実性の問題意識が高まり 更なる健康志向として、ダンベル体操はブームを超えて定番化しており 主婦の専業性、兼業性の理由付けの議論は高尚化されている。
「あたしンち」は 媚びずゴタクを並べずキレイごとをぬかさず見事な一刀両断を果たしてます。 それなのに絶大な人気を得ているのは、多くの読者が共感を覚えているからでしょう。
でも、やっぱり大ざっぱ過ぎるよ、この母(爆)
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
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